活動レポート

2012年3月23日(金)
福島県漁連相馬原釜支所青壮年部が視察研修

福島原発事故の影響で、今も操業自粛が続いている福島県漁連相馬原釜支所の青壮年部18人が、3月23日、今後の試験操業や漁業経営に資するための視察・研修に訪れました。

大会議室で島貫会長、鈴木生鮮事業本部長、吉川食品安全対策室長らと放射能の自主検査体制と現状、震災1年後の市場と流通マーケットの現状など意見交換を行いました。山崎部長らからの「福島の水産が自粛解除になったら消費者がどう思うのか知りたいところ」の話には島貫会長が」いい質問。我が社の約300人いるモニターで消費者、小売目線の考えを調査したい」と協力を約束、最後に「宮城は皆さんと同じような状況に置かれている隣りあわせの県。魚は分け隔てなく扱う。頑張ってほしい」と激励しました。

2012年3月19日(月)
宮戸地区ボイルわかめ始まる 仙水グループ宮戸水産の復興支援

この度の震災で東松島市の宮戸地区も、漁港や加工場など津波で大きな被害を受けました。

宮戸水産(阿部和良社長)では地元のわかめ生産者のため、復興補助金を活用してわかめをボイルする釜など2セット購入し、県漁協宮戸支所(小野喜夫運営委員長)に供与しました。

漁業者ら10人は、3月19日早朝から室浜漁港の荷さばき施設内で今シーズン初となるボイルの塩蔵わかめ造りを始めました。

家もいかだも流され、現在仮設に住んでいるという奥田久さんは「津波で養殖いかだも流され最初からやり直した。今朝、初めてわかめのボイルをすることができ、宮戸水産からの支援は今後の出荷に励みになる」と話しています。宮戸水産は、今後も生産者の立場に立った支援を行っていきます。

2012年3月15日(木)
仙台水産CMが「仙台広告賞」金賞受賞

仙台水産が昨年11月からミヤギテレビの人気情報番組「OH!バンデス」で主婦向けに放送を開始したテレビCMが、今年の「仙台広告賞」テレビ部門で金賞を受賞しました。

CMは主婦向け魚食普及を目的に、出演者は全て社員を起用し、仙台市場で働く社員らの笑顔とともに「おいしいお魚を一人でも多くの子どもたちに」とお魚のおいしさと栄養価をアピールしています。初めての出品で金賞受賞は極めてまれとのことで、グループ社員のモチベーションアップにつながりました。

「仙台広告賞」とは、仙台広告協会と河北新報社及び民放テレビなど6媒体共催で、毎年1回、掲載または放送した広告の中から優秀な作品を発表した広告主に贈られ、今年で42回目になる歴史のある賞です。

表彰は6月19日、仙台市青葉区の河北新報社で開かれる仙台広告協会総会の席上で行われます。

2012年3月15日(木)
「絆漁船」出漁間近 9艘を貞山運河に係留

全国からの支援で閖上のあさりしじみ漁業者に贈られた「絆」小型漁船13艘のうち、船体や船外機の取り付け整備が完了した9艘が3月15日、日和大橋近くの貞山運河に係留されました。グループ会社の丸水配送に搬送された9艘は、閖上漁港で車載型クレーンを使い海に降ろされ、漁業者が係留する貞山運河まで移動させました。残り4艘も後日、同じ場所に係留されます。今後、宮城県への漁船登録終了後、いよいよ出漁となります。漁業者の会の渡辺稔会長は「おかげ様で係留できました。運河に残っているがれきが思っていたよりも多い。船を傷めないよう皆に注意させます」と話していました。写真は、貞山運河のがれきを避けながら慎重に航行する絆漁船。